~イノベーションの担い手とは?仕事の成果、その出し方とは?~

1.イノベーションとは発展のための原動力、そしてその担い手が「企業家」または「起業家」

イノベーションとは、企業や組織、個人に至るまでが、発展するための方法であり、原動力でもある。

そして、経済的な面においても、それ以外の面においても、変化をチャンスに変えるということがとても重要だ。

一見、安定こそが大事なものであり、変化がなく、そのままずっと続いていくことが幸福であるように思われがちである。

しかしながら、そのような考えは、衰退へと向かう道に違いない。

発展やさらなる幸福を望むの出れば、変化をこそ望むべきものであり、むしろ、自ら変化を起こしていかなければならないのである。

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静的なる活動の中に、真なる発展はなく、動的なる活動の中にこそ次なる未来を開くための種が眠っているのである。

つまり、ダイナミックな活動の中にこそ発展はあり、そのダイナミックな活動を起こす者が未来を切り開いていく希望であるのだ。

そして、そのダイナミックな活動の中で、組織や企業体、経済や社会に変化を生み出し、その変化、つまり現状とのギャップ(差)の中に、チャンスを見出すことこそ、イノベーションの本質である。

その、変化を起こすための行動を起こす主体、そのような人物を、entrepreneur(アントレプレナー)すなわち「企業家」または「起業家」と言う。

「発明家」は発見、発想をし、「企業家」または「起業家」は事を起こすのである。

企業家とは、世の中に良い変化をもたらすとともに、その結果、社会にさらなる富を生み出す存在である。新たな事業を生み出し、産業を生み出し、仕事、価値を生み出す。

そう、「企業家」「起業家」とは、世の中の明るい「光」のような存在である。

また、その性格上、どのような政治体制の中でも誕生するものではあり、そうあるべきではあるが、
とりわけ、資本主義経済、政治体制としては自由と民主主義を基本とする社会と親和性が高く、そのような社会で本領を発揮する。

むしろ、人々を恐怖で支配する全体主義国家のアンチテーゼである。

それは、「企業家」または「起業家」は基本的に自由を生み出し、人々を幸福にし、経済的にも富をもたらす存在だからである。

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2.仕事において成果とは何か?それはどのように出すか?

発展の原動力は、イノベーションであり、その担い手が「企業家」あるいは「起業家」ということでしたが、仕事の成果ということを考えたとき、成果というものは、すなわち会社や組織に発展をもたらすものであるので、日々の細々とした仕事から、そうしたイノベーションというものを起こしていかなければならないのです。

それは、細々とした仕事だけではなく、大きな企画やプロジェクト、または、国家の公共事業など、マクロな大きな仕事も基本的には同じであるのです。

その意味で、「企業家」あるいは「起業家」というものは、仕事をする人間であれば、誰もが目指すべき存在であるのではないでしょうか。

では、そもそも成果とは何か?

成果とは、あるべき姿に向けて具体的に近づくということではないでしょうか?

そう、成果とは、若干抽象的な表現で言うと、
「具体的に近づいていく」ということだと思うのです。

一歩一歩階段をしかも確実に昇っていくことだと思います。

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そのためには、どうしたら良いのか?どうしたら確実に階段を一歩一歩昇り、あるべき姿、あるべき頂上に到達するために「具体的に近づいていく」ことができるのでしょうか?

それは、
①「近づこうする頂上すなわち、目的、目標地点、あるべき姿が明確にありありと見える。」
ということであり。

②「勇気をもって、着実に最初の一歩を踏み出す。」
ということだと思います。

そして、

③「一歩を踏み出したら、そう簡単には諦めない。」

ということだと思うのです。

そのような姿勢が大事であると思います。

そして、それは、具体的に行動を起こすということであり、
一歩を踏み出すということは、すなわち現状維持に安住するのではなく、自ら変化を起こす行為であるからこそ、
成果を出すには、「企業家」または「起業家」である必要があるのです。

Faust