2015年9月16日(水)

〈番外編①〉

世の中では、「組織」についての評判は様々ある。
「組織悪」っていう言葉があるように、ドラマなどで扱われる「組織」というものは、基本的に悪役的なものとして扱われることが多いのではないかと思います。

例えば、「踊る大捜査線」、これは、警察という官僚組織に立ち向かおうとする一警察官(青島)と、キャリア組(官僚)でありながら、組織の理不尽さと、理想とのギャップのジレンマに苦しむエリート(室井)を中心としたドラマであるが、最終的に、スカッとするような、組織の理不尽さを解決するという展開にはならない。

しかし、それが現実であろうと思います。

「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」

こんなことは、ある程度大きな組織になればよくあるし、よく言いたくなる言葉ではあると思います。
私も、日々そのような愚痴をこぼしたくなるようなことが多々あります。笑

「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」の中で、青島が犯人に言った言葉で、
「正義ってのは胸に秘めておくぐらいが丁度いいんだよ」
っていう言葉がありましたが、大人だなぁって思いました、笑

別に、僕が正義を振りかざしたいてことではなくて、組織って色々と調整とか人間関係とか、必ずしも正義を押し通せばいいってわけではありませんよね。
結果的に、どうしても守らなければならない大きな正義は守るべきですが、小さなこまごました正義は妥協することも必要なことはあると思います。
最終的に、最大多数が幸福になる(長期的にも)方向性が大事なのかなと思います(根本にかかわる、大きな正義は守る必要はある)。

まあ、とりあえず、組織って難しいなって思います。

だから、マネジメントという学問も、まだ発展途上だし、
組織が発展し、そこに属する人々、その組織外の人々も幸せになる組織作りってのは、
その組織の特長によってある程度、様々な方法があるのかもしれませんね。

Faust