2015年5月8日(金)

人生には、予期せぬ岐路が存在する。その岐路とは、人生の予期せぬ流れであり、ある意味で、避けてはならないものなのかも知れない。その中にあって、どのように振る舞い、どう行動するかで、その後の人生は変わってくる。どんな振る舞い方、選択、決断の仕方が最もベストな選択なのか?正直、覚悟を決めて前に進んでみないと分からない。もしくは、覚悟を決める前に前に進まなければならないかもしれない。その時は、結果を受け入れた後、覚悟を決めるしかないのかもしれない。

昨今、「素敵な選タクシー」や、「流星ワゴン」がドラマで放映されていたが、どちらも、人生の岐路、選択に関わる内容のものであった。前者「素敵な選タクシー」は、竹野内豊が運転する不思議なタクシーに乗り、お金さえ払えば、過去の人生の岐路に戻り、ベスト(と思われる)な選択をし直すことができるというものであり、過去の選択を変えることにより、現在もハッピーになるというものであった。
はたまた、「流星ワゴン」は西島秀俊演じる主人公が、会社をリストラされ、妻にも離婚され、子供も暴力をふるうようになり、人生に失望しきったときに、吉岡秀隆の運転するワゴン(ワンボックスカー)が現れ、現在の人生の原因たる、過去の人生のターニングポイントに行き、やり直すというものであった。こちらは、いくら過去を変えても、なかなか現在の状況は変わらず、結局、その、過去を旅したことによって生じた気づきや、心境の変化でもって、現在ただ今、行動を起こし、未来を変えてゆくというものであった。その気づきとは、素の自分を出すこと、飾らない、そのままの自分を出し、人にも素直に(裸で包み隠さず、実直に、ありのままで)接することだったのだと感じる。

僕の今の心境としては、人生は、素直に、素のまま、自分を飾らず、偽らず、その自分を愛するし、そして行動する。その姿が、勇気であり、実直であり、真心なのではないかと思う。その真心で、人生の岐路において進むとき、結果的に正しい進み方なのかもしれないし、そうであってほしいと信じる。

Faust