2015年8月4日(火)

2.目標を立てる~「夢」、「志」、「使命」、「基本理念」の次に来るべきもの③~

それでは、具体的に、世界的な優良企業が、発展期に掲げていた目標を見ていくことにしよう。

①ボーイング
B-17、707、747に社運を賭ける。

②フォード
自動車を大衆の手に

③フィリップ・モリス
煙草に対する社会的圧力がある中で、業界の巨人を打倒し、煙草業界のトップになる。

④SONY
低品質という海外での日本製品のイメージを変える。ポケッタブル・トランジスタ・ラジオを開発する

⑤ディズニー
ディズニーランドを建設する。それも、業界の標準に従ってではなく、自分達のイメージに従って建設する。

⑥メルク
研究開発への巨額の投資と病気を治療する新薬によって、世界的に傑出した製薬会社となる。

以上、(参考文獻:日経BP出版センター 、ジェームズ・C・コリンズ&ジェリー・I・ポラス著、山岡洋一訳、ビジョナリ―カンパニー―時代を超える生存の原則―、P188)

などである。

ここにあげたように、目標は、チャレンジングなものである必要がある。
それは、大きな目標だからこそ、そこに働く従業員なども、鼓舞されるし、そもそも、企業の掲げるところの基本理念は、崇高なものであり、目標は、それを実現するためのものであるから、必然的に大きな目標でなければならないのである(目標が小さくてもよいレベルであれば、基本理念もそれほど大きなもの、崇高なものではないと言える)。

Faust