2016年2月1日(月)

~戦闘機に見る統合ソフトウェア能力の重要さ~

第5世代戦闘機として、現在世界最強を謳われている、米軍のF22ラプターや、同じく第5世代戦闘機である米軍のF35ライトニングなどは、一体何が凄いのか?

私は専門家でもないし、ただの素人ですが、調べた結果。

先ずはもちろん、敵のレーダーに拿捕されにくいステルス性を備えていることと、機動性などでありましょう。

そして、同じくらい重要だと思うのは、そのソフトウェアやネットワークシステムであると思います。

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それは、ただ一機の戦闘機だけでなく、味方の戦闘機や、味方の駆逐艦(イージス艦)、空母などの持つ情報を統合し、例えば、他の戦闘機がロックオンした敵機に他の味方の戦闘機がミサイルを撃ったり、戦闘機がロックオンした敵機に、味方の駆逐艦(イージス艦)がミサイルを撃ったりできるのです。

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また、戦闘機からは、360度全方位を見ることができ、真後ろや、真上にいる敵機をロックオンし、ミサイルを撃つと、そのミサイルは90度や180度方向転換し、敵機に向かっていくというのであります。

これは、どういうことかというと、一昔前とは、価値観が変わってきているということであります。

一昔前は、戦闘機自体の機動性や、防御力、攻撃力、航続距離などが最も重要でありましたが、現代では、それらももちろん大事であるますが、それ以上に、情報を味方同士で統合的にネットワーク化し、連携するということが大事であるということであるのです。
これは、戦闘機一機だけを見れば、多少機動性は落ちても、空母打撃群全体の統合でそれらをカバーできるのです。

これは、組織の経営においても同じことが言えるのではないでしょうか?

個人個人でいくら優秀でも、それらを統合し、目的に向かって機能させなければ、組織としての成果はでないのです。

そのように、もちろん個人個人で、自分の能力を高めることは重要で、それは、前提ではありますが、統合ソフトウェア能力、つまり、互いのばらばらな動きを有機的に結び付け、組織全体として、目的に向かって成果を上げていくということがとても重要なのです。

Fatst