~次なる一手を打つ!~

次なる一手を打つ!

これを継続していく中で、大いなる実りを得ることができるのではないでしょうか。

次なる一手とは、次の新商品であり、次のサービスであり、次の戦略、あるいは戦術であります。

人間は、安定したいと思うのものです。
そのためには、
ロングヒット商品は出ないか?
楽して、安定的に収入を得る方法はないか?
楽して、暮らせる方法はないか?

と言うことを考えます。

そう考えるのは、必ずしも、悪いことではなく、楽をして、より多くの成果を得る方法を考えることで、人類は科学技術を発展させ、生産性を上げ、生活を豊かにしてきました。

Embed from Getty Images

しかし、それは、楽をしてそうなったわけではなく、
人類の先人たちが、次なる一手を打ち続けてきたからこそ、昔に比べて楽な生活、豊かな生活ができるようになってきたと思うのです。

朝、起きた時、
今日はいかなる一手を打つか?
どう、次なる一手を打つか?
を考え、仕事において、そして、プライベートにおいて実行に移す。

こうした積み重ねが、大きな成果、大きな成功につながるのではないでしょうか。

経営においても、非常に重要なことだと思います。
経営は、日々真剣勝負であり、一歩間違えば、倒産してしまうという状況の経営者も数多いことでしょう。

しかし、だからといって、守りに徹するということは、あまり得策ではないかも知れません。

攻撃は最大の防御であるともいいますが、もし、今苦境に立たされているのであるならば、どう考えたらいいか?

それは、その状況から逃げたいと考えるのではなく、
どうやったら、その状況を切り抜け、プラスに転じることができるのか?

なぜできないか?というできない理由を考えるのではなく、
どうやったら、できるのか?
ということを考える、そして、考え続けることが大事なのです。

世の中は、できない理由で満ち満ちていると思います。

その中で、どうやったらできるのか?
を考えられる、
あるいは、どうやったらできるのか?
と考える習慣のある人。

そのような人がいるだけで、人類の希望となりえるのではないでしょうか。

次なる積極的な攻めの一手を打ちつづけられる人がいる.

そのような人の存在が、周りの人々を鼓舞し、組織を発展させる力になるのです。
そして、そのような人がたくさんいる組織が発展する組織であると思います。

Embed from Getty Images

このような「次なる一手を打ち続ける」という思考は、習慣化できるのではないでしょうか?

サミュエル・スマイルズは、書籍『セルフヘルプ(自助論)』(※日本では明治時代に中村正直の訳により、『西国立志編』という書籍名で発刊されている)の中で『習慣は鋼より固い』と語っておりますが、習慣化することにより、どのような状況下でもそのように考えられるリーダーができるのです。

それは、経営者と言う意味でのリーダーだけでなく、
政治家としての国家のリーダーにも必要な資質だと思います。

また、そのように、「次なる一手を打ち続けられる人」が企業家たるべき人なのです。

Faust